2009年8月14日金曜日

北硫黄島近海日食

久しぶりにコロナを観ることが出来ました。今回の日食ツアーは船上で観測するので移動することも簡単で、小笠原高気圧の真下に向かうので成功は間違いない とは思っていましたが、梅雨明けも遅れて日本本土は雲に包まれた中での出港となりました。途中雨にも遭遇しましたが日食前夜には星も見えだして、当日の日 の出にはグリーンフラッシュを見た人もありました。朝のうち雲もありましたが船長が雲のないところへ移動してくれて、高層にはうす雲もありましたが文句の ない晴天の中で日食を迎えることが出来ました。
船上の風景がコントラストが強いままでだんだんと暗くなって行く雰囲気に緊張感も高まります。熱くて手が付けられなかった甲板もひんやりとしてきました、 西の空が赤みを帯びてきたなと思う頃から一気に暗くなり始め最初のダイヤモンドリングが見えたはずです。私はコロナを良く観たいため皆既まで下を見ており ました。太陽活動の極小期らしく横に広がるコロナですが、これは何度観てもすばらしいものですね。双眼鏡でじっくりとながめてきました、今世紀最長の皆既 なので隠す月も大きいためプロミネンスは見えませんでした。
今回軽装で来たので写真も一眼ではないコンパクトデジカメで写してみました、やはり口径がないので微細なところまでは写せませんでしたがそれなりの雰囲気 は撮影できたかなと思っています。興奮の中でやっぱり大失敗、動画モードでコロナからダイヤモンドリングまでを写していたつもりがカメラが作動していなく てがっかりでした。
あっという間の6分39秒で、目が暗闇になれていたのか金星は長く見えていました。船上では見えて良かったの安堵感と本当にすばらしいコロナが見られた興奮とでおおにぎわいでした。さて、次の日食はどこにすべきかな?
   

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